目からウロコの商品撮影
2002/9/20 第4回目 「ライティングの基本」

写真撮影のための光源は、自然光源の太陽光と、人工光源とに大別されますが、商品写真の場合、室内での撮影が主になるので、人工光源がほとんど、ということになります。しかし銀鉛写真にしろ、デジカメ写真にしろ人工光源を使った撮影では、色の出し方や明暗のつけ方は、太陽光を光源にした場合を目標にします。

銀鉛写真では色の再現のために光源毎にフイルムを換えたり、フィルターを使ったりと、技術や経験が必要ですが、デジタル撮影にはホワイトバランスという必殺機能があります。この機能を使えば、比較的簡単に、正確に色の再現が出来るようになりました。

明暗のつけ方も太陽光が基本になります。そう、太陽は一つで、影も一方向にしか出来ない、そして太陽は大きくて、やわらかく包み込む光なのです。太陽光は天候や季節、場所によってその性質を刻々と変化させます。
曇った太陽光は適度にディフューズされたやわらかい光、高原の朝陽は澄みきったすがすがしい光

被写体が朝食用のパンであれば、明るく透明感のあるライティングで低い角度で光線をコントロールします。
昼間のイメージ、夕方のイメージ、夏のイメージ,冬のイメージ、それぞれに太陽光の色や角度を目標にします。

この辺が基本で、あとは商品毎、強調したい部分やイメージアップのためのライティングなど、基本の応用で光と影をコントロールすることが出来ます。


サンプル写真 光源の種類と角度
商品写真のライティング、カメラ付属のフラッシュ 初心者の商品写真で一番多いパターン

商品には光があたっていますが、それも前面だけ
背景は暗く、きりんのぬいぐるみもどこかさびしそう
明暗はついているがどこか不自然

これはカメラ付属のフラッシュで撮影した写真です
商品写真のライティング 順光 スタジオ用照明で撮影
天光の順光つまり商品の上、ややカメラ側から
ライティングしました。

やわらかい光で全体を包み込んでいるため
影もやわらかい印象です
しかし、どこか平面的で、素材の質感も出ていません
商品写真のライティング 逆光 天光の逆光つまり商品の上、やや後ろからカメラに向かって
ライティングしました。

奥行きが出てきました。
素材感もよく表現されています。
しかし、影が出てきた分、商品の楽しさが失われた様です。
商品写真のライティング レフ版をいろいろな方向からあててみて
商品の素材感や楽しさが一番良く伝わる場所を探し当てた様です。
商品写真のライティング ライティングは上と同じですが
カメラのホワイトバランスを調整して見ました。

赤のフィルターをかけた印象です。
夕方や秋のイメージで

 ライティングとカメラの機能だけでも、商品の喜怒哀楽や季節感を表現することが出来ます。
◆今回の商品撮影ワンポイントアドバイス◆
  1.カメラ付属のフラッシュは禁物
  2.照明の位置をいろいろ変えて表現力を



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